前回は、経営面からみたサブスクリプションについて紹介いたしました。
整骨院にはたくさんの料金体系があります。
例えば、
- 保険診療料金のみ
- 自由診療料金
- 保険診療+自由診療
- 回数券による割引のきいた自由診療
そして、
- 月額定額制通い放題
- 保険診療+月額定額制通い放題
です。
前回の記事を見て頂くと、今回の記事も見やすいと思います。
↓↓どうぞ、ご覧ください↓↓
実は、保険や自費以外にもサブスクリプションという料金体系もあります。
経営面から見たサブスクリプションは前回の記事でわかったが、施術家として働いていてどう思ったのか?
ずるいようですが、メリット・デメリット双方があると私は思っています。
その根拠は実際に働いていて、患者さんのニーズによってメリットにもデメリットにもなるからです。
今回の記事では、サブスクリプションで施術していた施術家として『何が良くて、何が悪かったのか』を紹介します。
この記事を読んでいただき、経営や転職に生かしてください。
私の職場にあったサブスクリプション
私の職場にあったサブスクリプションは、
- 三か月の最低期間がある通い放題のコース(カード・口座からの自動引き落とし)
- 現金窓口でお支払い通い放題のコース
- 一か月定額通い放題のコース
- 小児から大学生まで通いたい放題のコース
の4つでした。
少し詳細を説明すると、
三か月の最低期間のあるコースが月額の料金が一番安く設定しています。その理由は、窓口での手間がかからないからです。
窓口支払いでは窓口の手間がかかりますから、少し料金が高くなります。
比較的軽い痛みであれば、一か月のコースを進めています。
大人に比べ、直りの早い子供に関しては最低期間は設けず一か月ごとのお支払いにしています。
治療家として至高を目指すとデメリット
治療家としての悩みは大きく個あります。
理由は、治療家の成長がなくなる事と会社から言われることが大きな悩みとして挙げられんす。
詳細を書くと、
- 治療家としての求めたいもの
- 会社から求められるもの
- 患者さんから求められるも上司からやめろと言われるもの
などが挙げられます
治療家として求めたいもの
治療家の技術の上達やなりたい姿について、皆さん考えたことはありますか?
私はできるだけ少ない回数でかつ、一回の施術感覚を長く空けられるような施術で改善させてあげたいと思っています。
その理由は、その場だけの改善だけではなく患者さんの患部を悪くしている原因に対して刺激して、刺激に対する反応を呼び起こすような施術をすることで、自然治癒力を最大限使った施術を提供したいからです。
簡単に言うと、機能を活性化させて勝手に治るようにしていく感じです。
このような施術をすると患者さんの来院回数は減ります。
結果的に患者さんはお金を無駄にかけることなく、痛みから解放され卒業することができます。
しかし、それは通い放題であるサブスクリプションとは相反することです。
サブスクリプションと治療家の理想は相反することが多い
先ほど述べたように、会社が売りにしているサブスクリプションと治療家の理想はかけ離れてしまう事があります。
その理由は、患者さんの通院回数です。
会社としてサブスクリプションの会員数を増やし、かつ通院回数も増やして、売り上げを上げたい会社の理想(保険診療は通院回数分の診療報酬可出るため。)
一方で、患者さんの通院間隔を伸ばし、施術回数を最小限にするよう努力する治療家。
そのため、理想とする理念が異なります。
ここでは、伏せますが会社と施術家の理念を同じ方向に向かせる方法はもちろんあります。
症状によっては大きなメリット
整骨院で施術をしているとどうしても症状が悪く連日で状態を診たい患者さんが来院されると思います。
いわゆる、ぎっくり腰や捻挫の類です。
ぎっくり腰ではいろいろな型があり、筋肉の過労状態のものから靭帯や関節が固着してしまって起きている症例と様々あります。
一回の施術によって改善するケースもあれば一週間以上施術が必要なこともあります。
連日の単発支払いの整体だと高額に・・・
サブスクリクションの料金体系だと・・・
重症の症例ほど患者さんを連日診たい施術家が多いのではないでしょうか。
心配ですからね。
ただ、連日の整体だと金額が高額になります。
一回当たりかかる金額が6600円だとすれば、3日間通ったら19800円になります。
しかし、サブスクリプションで15000円の場合それ以上の金額はかかりません。この場合できるだけ安く体を見てほしいであろう患者さんと、なるべく連日続けて体を診せて欲しい施術家の利害が一致します。
先ほどはデメリットを紹介しましたが、このような患者さんの意見を汲んだメリットも存在します。
まとめ
- ダースーの元職場はサブスクリプションのコースが沢山あった
- 会社が求めることと施術家が求めることは違うこともある
- ただ、連日診たい場合はメリットもあります
などなど、まとめるとこんな感じです。
次の記事は視診について執筆したいと思います。
引き続きよろしくお願いいたします^^